紅魔館――
「だぁぁああぁぁーーーーー!! ちゅうごく、あんたなにやってんのよッ!
そこ、違う!! ベタとなりとなりー! そんなところ真っ赤にして、あなたは共産主義の国旗宣伝者かーーーー」
「ひゃあうっ、す、すすすすすみませーん! パチュリーさ」
ボグウッ
「ひでぶ」
フゥー フゥー
「――何回言えば、わかるのよッ、この毛沢東め……。
いい?
もういちどだけ、言いいますよ?
二度目は無いから、よぉおく……お聞きなさい」
「(ボタボタ)……ふぁい……」
すぅーー
はぁーー
喝!
「紅魔館同人課第一フリーザ研究所最終変身熱愛係り逆らうものは皆殺し所長にして知識と日陰の魔女ッ子作家
コルドん・パチェ山ッ!!!!
無敵で素敵、キュートで邪悪な宇宙人を語らせたら、この幻想郷で私の右に出るものはいないのよッ!
あなたみたいな、くりりんとは違うのよ、くりりんとは!!
同人だからと、舐めてるんじゃありませんよ?
ああ、でも――
無論、変態ロリコン同人ショップ店長のただれた趣味とは一緒にしないでッ!!!!
私は、私は……ぐふっ」
中国を殴り飛ばし、原稿机に仁王立ちした同人の鬼が、興奮しすぎて口から嫌な色の血を吐いた。
だらだらと流れる血反吐で、折角ペン入れまで済んだ原稿が真っ赤に染まる。
「ああー……年甲斐も無くそんなに興奮するから……ぐえっ」
ぎりぎり
「(ごぼぼぼぼ……)ぞんだぐぢぎぐどば、ごどぐぢがじら……ロッパー」
ゴパーー
「い”や”あ”ぁ”ぁ”ぁ”-----血がっ、血がーーつ!! 私の口にい”い”い”----」
どばどばどば
………
………………
「……ふぅ。――まあ、いいわ。今度から気をつけるのですよ? 中国さん」
「うう…シクシク…は、はいーーぱちゅ」
水符「プリンセスウンディーネ」
バシュウウウゥゥッツ
「…………!?」
水流のレーザーに貫かれ、目を点にして崩れ落ちる中国。
なにが起こったのかもわからない表情が高ポイントだ。
うふふ、とあこがれの君のような殺戮劇に酔いしれるパチュリー。
「あら? なにか言いましたか……中国さん。ふふ、おやおや……もうおねんねですか。脆いですねえ」
口元をきゅうっと吊り上げながら、紅を塗ったような(実際吐血で赤いのだが)くちびるに侮蔑の色が浮かぶ。
ふぅー
指先に息を吹きかけ余韻に浸る。
にこりと邪悪な微笑みを斃れ付す哀れな門番兼アシスタントに向けた。
「あんまり、私を舐めていると……殺しますよ?」
「…………」もう、死んでるし。
自らの手で貴重なパシリ…優秀なアシスタント、紅 美鈴を仕留めたパチュリー。
原稿はまだまだ仕上がっていないのだが、とても満足そうだ。
で
……これから、どうするの?
「問題ありません。既にOOOO特戦隊を紅魔館に召喚していますからね。ふふ…中国さん、今までご苦労でした」
ああそうかい
終われ。
最萌で優勝したから調子こいてますよね。殺しますよ?
超笑わせてもらいました。
「フリーザ様だ!!」と以外には思えない自分はDB世代。
石切場の(見た目と言葉遣いは)おとなし可愛いパチェも好きですが、
しんさんのこのパチェも最高ですッ!!
声優は中○さんでOKですか?