Coolier - 新生・東方創想話

一輪の薔薇

2022/08/13 19:45:08
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 私は太陽の畑に訪れていた。

「あら、雲居さん?何かご用?」
「あ、幽香さん。あの、花が欲しくて。とりあえず此処に来たんです。」
「どんな花が欲しいの?」
「真っ赤な薔薇が欲しいんです。」
「何本?」
「一本です。」
「わかったわ。ちょっと待ってて。」
 そう言って、幽香さんはどこかへいった。
 五分ほど経った頃だろうか。幽香さんは薔薇を持ってきた。
「はい、どうぞ。」
「ありがとうございます。」
「ところで、薔薇は誰にプレゼントするの?」
「え?」
 何故、幽香さんが、この薔薇をプレゼントする予定だということを知っているのか。私には分からなかったが幽香さんはすぐに説明を加えた。
「あら、違うかしら?一本の薔薇には『唯一の愛』っていう花言葉があるから誰かに告白でもするのかと思ったんだけど。」
「幽香さんって凄いですね。今日、好きな人に告白する予定なんです。」
「やっぱり。うふふ、頑張ってね。」
「はい。あの、そろそろ、その人と待ち合わせの時間なので帰ります。さようなら。」
「じゃあね。また、いつでもおいで。」
 そうして、太陽の畑をあとにした。正直、幽香さんはもっと怖い人だと思っていたが、意外と優しかった。

 しばらく歩いて行くと待ち合わせ場所で布都さんが待っているのが見えた。
「布都さん。」
「あ、一輪。」
「遅れてごめん。」
「もう。許すのは今回だけだぞ。」
「ありがとう。」
 私は、話を切り出すべきか迷ったが思いきって話を始めた。
「布都さん。大事な話があるんです。」
「何じゃ?」
 緊張のあまり、足がガタガタ震えて、心臓がバクバクなっていた。
「私と付き合ってください。」
 薔薇を差し出した。
「…喜んで!」
 満面の笑みで一輪の薔薇を受け取ってくれた。

 ここから私たちの物語は始まった。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
まとまとめ
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コメント



0.200簡易評価
2.90奇声を発する程度の能力削除
良かったです
5.80ヘンプ削除
二人がどのような物語があるのかもっと知りたいです。
幸せそうなふたりが良かったです!
6.100南条削除
面白かったです
ふたりの続きがどうなるのか気になりました