四行で終わる智弘

作品集: 2 投稿日時: 2011/04/01 22:22:12 更新日時: 2011/04/01 22:22:12 評価: 7/9 POINT: 6115554 Rate: 122311.58
 一人目

 早苗さんと空ちゃんは力比べをすることになりました。
「では、次にここを通る人のマントを脱がせた方を勝ちとしましょう」
 しばらくすると、道の向こうから智弘がやってきました。
 完



 二人目

「一輪、泣くのはおやめ。お前を誰よりも美しい姿に仕立ててあげましょう」
 智弘が魔法のつえを一振りすると、ナズーリンは白馬になり、聖輦船は馬車になり、村紗は御者になり、雲山は自由になりあらゆる意味で蒸発した。
 そして、一輪のすぼらしい服はたちまち消えうせ、全裸となった。
 一輪は二度目の全裸を前にして再び悲鳴をあげた。



 三人目

「夜の王はたくさんの服を脱いだのか。」
「はい、はじめは帽子を。それから、洋服を。それから、靴を。それから、ドロワーズを。ですが、白い絹靴下だけは脱がないのです。」
 聞いて、智弘は激怒した。
「呆れた王だ。脱がして置けぬ。」



 四人目

 吾輩は全裸である。
 衣服はまだ無い。
 どこで脱いだのかとんと見当がつかぬ。
 ―――と、供述書には書かれている。



 五人目

「智弘様、世界一美しい布を持ってまいりました。この布は馬鹿には見えない糸で編まれていまして」
「必要ないです」
「え?」
「必要ないです」



 六人目

 ヘンゼルは時々立ち止まって、いま来た道をたしかめると、目印に着ている衣服を一枚ずつ、こっそり脱いでいったのです。
 あまりたびたび立ち止まるので、智弘が不思議に思ってたずねました。
「どうして、服を脱いでいるんだい?」
「だってお父さんだけ仲間はずれなんてかわいそうだからね」
すいません。後半から東方に関係なくてすいません。前半すらキャラクター出してるだけですいません。浮かれて投稿してすいません。肌の多い生涯を送って来ました。
智弘
作品情報
作品集:
2
投稿日時:
2011/04/01 22:22:12
更新日時:
2011/04/01 22:22:12
評価:
7/9
POINT:
6115554
Rate:
122311.58
簡易匿名評価
POINT
0. 15554点 匿名評価 投稿数: 2
1. 100000 さこぴ ■2011/04/01 22:24:13
貴方といえば全裸でしたね
2. 1000000 名前が無い程度の能力 ■2011/04/01 22:34:09
まだ寒いので風邪ひかないようにね
3. 1000000 名前が無い程度の能力 ■2011/04/01 22:59:17
実にシンプルだ
5. 1000000 ■2011/04/01 23:16:38
智弘さん二文字で事足りますやん
6. 1000000 名前が無い程度の能力 ■2011/04/01 23:47:05
>っていうか何でも良いです。
という無制限宣言があるし面白いは正義。むしろすげえって感嘆した。
7. 1000000 奇声を発する(ry ■2011/04/02 00:20:21
ジワジワ来ますな
9. 1000000 名前が無い程度の能力 ■2011/04/02 15:31:25
変態ですねあなた。
名前 メール
評価 パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集 コメントの削除
番号 パスワード