春が来た 春が来た どこに来た?

作品集: 2 投稿日時: 2011/04/01 19:04:23 更新日時: 2011/04/01 19:04:23 評価: 4/7 POINT: 3023431 Rate: 75586.40

 

分類
妖夢
リリーホワイト
リリーブラック
ルーミア
春が来たのは…
こんにちは、妖夢です。
今年も春を探しに森へやってきました。
うーん、もう春が来てもいいころなのになぁ。
全く来る気配がないよ。
というわけで、私は春を探しにやってきたのです!

「はるー、春はどこですかー?」

そう呟きながら森の中をZUNZUNと歩いていくと……

「あれ、黒い塊……ルーミアちゃーん!」
「ん、その声、妖夢かな?」
「当たりー!」

ルーミアちゃんに出会った!
この子、いい子なんだよね。
可愛いし、元気だし。

「こんにちはー。今日はどうかしたの?」
「ちょっと春を探しにね」
「春……確かに今年は春が遅いよね。リリーたちは何をやってるんだろ」

幻想郷でリリーホワイト、リリーブラックの名を知らない人はほとんどいない。
なぜなら、彼女たちは春の妖精、つまり春の訪れを知らせてくれる妖精だから。

「私も不思議に思ってリリーさんたちを探しに来たんだけど……二人の居場所、知らない?」
「んー、どこにいるかは知らないけど、住んでる場所なら知ってるよー」
「本当に? 教えてもらえる!?」
「んー、どうしようかなぁ?」

ふふ、教えてくれないなら奥の手がありますよ……!

「ねぇ、教えてちょうだい、ルーミアちゃん?」
「わわっ! い、いきなり何!?」

私はルーミアちゃんに抱きつき、耳元でそうささやいた。
これで教えてくれないのならまだ私には策がありますよ。

「ちゅっ」
「へ、へぁぁ……妖夢ぅ……」

ほっぺたにキス! これでどうだっ!

「わ、分かった教えるぅ……」

真っ赤になったルーミアちゃんから道を聞き出すことに成功!

「ありがとね、ルーミアちゃん!」
「ひゃんっ!」

お礼のキスもすることを忘れない。
ふふふ、小さい子ってかわいい……
ちょっとだけ咲夜さんの気持ちが分かった気がした。



「で、ここがリリー姉妹のおうちですか」

目の前に立っているのは小さくて可愛い洋風の家。
あぁ、なんかこんな家、憧れるなぁ。
いつか自立した時にでも住んでみたいな。

「さて、リリーさんたちはいるのかな」

とりあえず……中に入れば分かるよね!

「お邪魔しまーす!」

挨拶をして中に入る。
すると……

「ね、姉さん……んっ」
「ブラックぅ、大好きよ……はっ!?」

春の姉妹がベッドの上で春状態……いや、それを通り越してアッツアツの夏状態になっていた。
そして、それを見て立ち尽くしていた私とホワイトさんの目が合ってしまう。
あ、これってヤバイ……?

「どうかしたんですか、ねえさ……って、ええええええ!?」
「あ、いや、あのその、私は覗きたくて覗いたわけじゃなくて、えと、その……!」

何とかして言い訳をしようとしたのだけれど……

「「で、出て行けぇ!」」

二人に枕を顔面に投げつけられて、撤退することになった。
ま、まさか春の妖精が部屋の中でお楽しみ中だったとは……
ノックくらいはするべきだった……



「すみませんでした……」

その後、私は二人の前で土下座をして謝ることになった。

「全く、ノックくらいはするのが礼儀ってもんですよ?」
「うぅ、み、見られた……姉さんとあんなことしてるところ見られた……
 もうお嫁にいけない……」

真っ赤になって、顔を手で隠すブラックさん。

「大丈夫! もしお嫁にいけなかったら、私がもらってあげるから!
 というか私がもらう」
「ね、姉さん……はい、ふつつかものですが……」

えーと、なんですか、これ。
俗に言う「バカップル」ってやつですか?
ああもう、早く終わらせてくれませんかね……



ともあれ、その次の日から二人は仕事を再開したらしく、白玉楼の桜も満開になりました。
しかしたまげたなぁ……
今年の春は博麗神社でもなく、白玉楼でもなく「リリー姉妹の家のベッド」が一番最初だったんですからね。
とりあえず……二人とも、末永くお幸せに。
……まだ二人は結婚してないけど。
春ですねー。
ということで自分が推したいキャラであるリリー姉妹に登場してもらいました。
え? ブラックはホワイトのコスプレだって?
気にするな!
あ、あとそんなこと言った君は腕立て100回、腹筋100回だからね。

まぁ、とりあえず……リリー姉妹が大好きな双角でした。
ちなみに今回の話で妖夢が主人公になったのは……妖々夢で春を集めてたからってところですね^^;

皆さんのところにも早く春が訪れますように!(季節的にも恋愛的にも)
双角
http://twitter.com/soukaku118
作品情報
作品集:
2
投稿日時:
2011/04/01 19:04:23
更新日時:
2011/04/01 19:04:23
評価:
4/7
POINT:
3023431
Rate:
75586.40
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POINT
0. 23331点 匿名評価 投稿数: 3
1. 1000000 名前が無い程度の能力 ■2011/04/01 19:06:33
リリーだけに百合ということですねわかります
2. 1000000 奇声を発する(ry ■2011/04/01 20:44:35
何時までたっても春がこなーい…(恋愛的な意味で
4. 1000000 終焉皇帝オワタ ■2011/04/01 23:03:56
やられルーミアの感じる声が私のイメージと同じな件(嘘じゃない)
5. 100 双角 ■2011/04/02 00:33:23
>>1
ええ、百合だけに・・・w

>>2
大丈夫……自分にも来てませんorz

>>4
マジですかw
ルーミアは可愛い声を上げてくれそうです^^
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