―――すべてを終わらせる時……! S.W.C.第@巻は発売未定です。
ゴオオオと空気が唸る。
「チクショオオオオ! くらえばいす! 新必殺音速再うp斬!」
「さあ来いウレウウ! オレは実は創想話に投稿してない事実を指摘されただけで死ぬぞオオ!」
ザン! ウレウの再うpがばいすの胴体を貫いた。
「グアアアア! こ、このザ・アオリと呼ばれる四天王のばいすが……こんな雑魚作家に……」
ド ド ド ド ド とばいすを貫いたまま駆けるウレウ。
「バ……バカなアアアアアア」
別室、四人の影。ドアの向こうから「グアアアア」とばいすの断末魔が聞こえる……。
「ばいすがやられたようだな……」 <白>
「ハァー? なんであいつが四天王とか呼ばれてんのーアイツとか創想話にも投稿してないしまじクズでしょなんなのアイツまじ死ねよー」 <電気羊>
「お市ちゃんはすはす」 <過酸化炭素ストリキニーネ>
(えっ、俺だけしか原稿ママでしゃべってない……!?) <白>
「くらええええ!」
「「「グアアアアアアア」」」
そこを室内に突入したウレウの剣が、ズサ。ばいすごと三人を貫き害悪団子四天王であった。全身に汗をかき、ハアハアと息をするウレウの姿が激闘を物語っていた。
「やった……ついに害悪四天王を倒したぞ……。これで桐生のいる魔ユキドリ城の扉が開かれる!!」
ウレウが希望の見えた発言をしたとき、死体の四つ転がる室内に声が響く。
――よく来たなソソワマスターウレウ……。待っていたぞ……――
「!!」
ウレウの眼前の重厚で豪奢な扉がギィイイイイイと、まるで希望をかき消すかの如く軋みを挙げながら開かれる。
ウレウの頬を冷や汗が流れる。こ、ここが魔ユキドリ城だったのか……! 感じる……桐生の煽力を……。
ウレウはその力になかば圧倒されつつも奥に目を向ける。真っ暗な部屋の奥に怪しい玉座に腰掛けた姿。桐生だ。
「ウレウよ……投稿する前に一つ言っておくことがある。お前は創想話を正しくするために「虻さんの賛同」が必要だと思っているようだが……あの人アリスのことしか考えてないから」
「な、何だって!?」
ゴゴゴゴ、と圧倒的な作者力を発しながら桐生は話す。
「そしてyuntaさんの名前だけ伏字がなかったので指摘しておいた。あとは私を倒すだけだな、クックック……」
身を引き締めて、ウレウも心に秘めていた最後の心情を決戦前に吐露した。
「フ……上等だ……。オレも一つ言っておくことがある。このオレに賛同してくれる人間が創想話スレにたくさんいるような気がしていたが、別にそんなことはなかったぜ!」
「そうか」
そしてウレウは己の作品を振りかざして桐生に挑む!!
「さあ来いウレウ!」
「ウオオオいくぞオオオ!」
ウレウの勇気が創想話を救うと信じて……!
- 作品情報
- 作品集:
- 2
- 投稿日時:
- 2011/04/01 14:20:40
- 更新日時:
- 2011/04/01 14:44:39
- 評価:
- 6/10
- POINT:
- 5010652
- Rate:
- 91103.22
違ってもTakuだとおもう
こんなの絶対おかしいよ