猟奇妹

ダイスキな兄さんと私が愛し合うのは当然の事なの。心はもちろん肉体だってね。愛し合うの。朝も昼も夜も関係なく。遠慮なんてなく。禁忌なんてなく。ダカラ他の女なんて要らない。必要無い。死んじゃえばいいよね。兄さん。好きだよ好き好き。ダイスキ。愛してる。愛しちゃってるの。私は愛の狂信者。愛の奴隷だよ。貴方を私の物にしたい。私だけのモノにしたい。欲しい。欲しいよ貴方が欲しいの。私だけを見て私の声だけを聞いて。私だけに触れて私の匂いをかいで。私を貴方だけのモノにして。そして２人だけの世界に住もう。私たちの仲を裂こうとする存在が溢れてるこんな世界なんか要らない。何も知らないくせに。何もわかっちゃいないくせに。ゴミクズ共め。掃き溜めの糞虫め。死ね。みんな死んでしまえ。だけど思うだけじゃ奴等は死なないから。私の呪詛にはどうやら効果が無いみたいだから。だから殺したの。皆殺し。みんな殺した。兄さんを殴り飛ばした父という蟲も。ヒステリックに泣き喚くばかりの母という蟲も。何度も警告したにも関わらず兄さんに取り入ろうとしたクラスメイトの泥棒猫も。残らず殺して燃やして埋めた。炎は奇麗だったよ。
キレイな赤。血の色もアカ。不思議だねみんなゴミなのに。


みんなわかってない。無知蒙昧な全ての愚図にはわかってないんだ。兄さんも私も罪なんか犯してない。兄さんはただ私を愛してくれただけ。私はそれ以上の愛を以て応えただけ。私たちの愛に邪魔な害虫を駆除しただけ。問題なんてなにもない。答えならもう出てる。世界に必要なのは私と兄さん。ただそれだけ。２人だけ。他の全ては世界から出て行け。他の存在は世界から消え失せろ。出て行かないのなら私たちが出て行く。さようなら。さようなら世界今までありがとう。私と兄さんを出会わせてくれてありがとう。感謝をしたからもう用はないね。バイバイだよ。さよならみんな。さよなら世界。私たちは永遠になります。２人だけの世界で生きます。

　ダイスキなダイスキな兄さん。好きよ。私が一番兄さんのことアイシテルよ。兄さん。好き。ダイスキ。兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん
兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん
兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん
兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん
兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さんに――