『東方神霊廟というタイトルなんだからきっとあの方がアップしていると信じて』作者: 酢鳥賊楓

「イビルフィールド！！」

博麗神社の境内に木霊する、私の声。

うむ、久々ながらいい感じだね。
幽幻乱舞なんかもさっき使ってみたけど、実力は全然錆付いていない。
まったく、我ながら大したもんだねぇ。

「悪霊が昼間っから、しかも神社の境内で何やってんのよ」

ずずず、とお茶を啜る霊夢。
その直後「熱っ！」という言葉と共に、湯飲みから口を離した。なんか可愛い。

「つれないねぇ。次回作に向けてちょっと感覚を取り戻しておきたいんだよ」

「……あんた、早苗達が来た時も神社が潰れた時も間欠泉の時も、ついでに聖輩船の時もそんな事やってなかった？」

昔の事は忘れたよ。

「だって、次は神霊関係の話だって言うじゃないか。これはもう、私の出番だって言ってるようなモノじゃない」

「祟り神の癖に何言ってるんだか……」

「神霊にでもなろうかな、って言う私の言葉を忘れたのかい？」

「知るか」

ホントに霊夢はつれないねぇ。

「魅魔。期待するのはいいんだけど、大切な事を一つ忘れてるみたいだから、この際言っておいてあげるわ」

ん、なんだい？
別にアリスや幽香が、こうして立派(？)に幻想郷の住民になってるんだ。
そろそろ私もそこに仲間入りしたって、何も不思議な事はないだろう？
旧作からのファンや新規プレイヤー、全国の東方ファンが私の再登場を期待してるじゃないか。

「確かに神霊の話なんだから、まあ今までよりもずっと期待値が高い、って言うのは否定しないわ。だけど……」

「これだけそれっぽいタイトルなのに復帰出来なかったら、あんたが原作復帰出来るチャンスなんて二度とないわよ」

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酢鳥賊楓
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0. 72214点匿名評価投稿数: 12
5. 1000000点 名前が無い程度の能力 ■2011/04/01 08:31:54: 俺は期待してるよ
きっと出てくれると信じてるよ
6. 1000000点 奇声を発する（ry ■2011/04/01 12:51:14: ああ、そうさ。きっと出てくれるよ
9. 1000000点 名前が無い程度の能力 ■2011/04/01 20:21:32: もういい・・・！もう・・・休めっ・・・！休めっ・・・！　魅魔さまっ･･･！

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