恐慌焦燥話

東方都々逸

2017/04/01 00:31:17
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人間短し歩けよ魔理沙 あんたの行方はすべて恋
(博麗霊夢)
人に万年なかろうともよ お前の背までの我が余年
(霧雨魔理沙)


千の言をば囁くよりか 接吻一つあればいい
(東風谷早苗)
囁きの字を分析すれば 耳に三度は口づく距離
(射命丸文)


はじめて煙草を覚えたときが はじめて恋を知ったとき
(宇佐見菫子)
吹けば消えゆく煙の身ならば お前の肺におさまりたい
(藤原妹紅)
髪に纏わるあなたの紫煙 今じゃ苦みも覚えてる
(宇佐見菫子)


沈んだ夜に杯かわく お前で一杯酔えるから
(星熊勇儀)
炊事の一切仕事じゃないの あんたの世話は私の趣味
(水橋パルスィ)


あなたの後ろへあなたの隣へ いつかあなたを待つ先へ
(十六夜咲夜)
お前と私の小指の糸は 切れても手繰らずおいてやる
(レミリア・スカーレット)

本読むお前を邪魔してみても 私を止めず手も止めず
(レミリア・スカーレット)
纏わるあなたを横目で追って 頁をめくる手はポーズ
(パチュリー・ノーレッジ)

寄れば離れて去れば駆け寄る あなたの正体猫か影
(レミリア・スカーレット)
好きも嫌いもあいつじゃ一緒 口中溢れて告げられぬ
(フランドール・スカーレット)


夜の深さにミルクを沸かし 焦がすはなべ底だけでいい
(アリス・マーガトロイド)


一人言さえ一人にならぬ 好きか知らぬが愛してる
(純狐)
惚れた弱みと言やそれまでの 伏せているには惜しいもの
(ヘカーティア・ラピスラズリ)


傷つけるより傷つくがマシ なんと奇妙な弱虫か
(水橋パルスィ)


日陰のわが身と日向のお前 隣り合っても触れられぬ
(鬼人正邪)
嫌い嫌いと言うためだけの あなたの通いを待ちわびる
(少名針妙丸)


花も蕾のままでは白む 頭の飾りのように咲け
(本居小鈴)
白紙の私に塗りたるあなた だから揃いの笑み浮かぶ
(稗田阿求)


夜の帳のはためく裾を めくり覗けば朝知れず
(ルーミア)


吸うという字を分析すれば 口に及ぶが舌にこそ
(洩矢諏訪子)
闇にきらめく舌剣の熱 喉元過ぎても忘れ得ず
(八坂神奈子)
舌という字を分析すれば 千度口にし尚足りず
(洩矢諏訪子)
いい加減にして!
(八坂神奈子)


いつかやがてはきっともうすぐ 見下ろすお前を見上げる日
(藤原妹紅)


恋は始終に被さる目隠し 飽くまで開かぬ明き盲
(古明地さとり)
恋は四六に桔梗のふるまい 咲くまで揺れる浮き風船
(古明地こいし)


立てば悪女で座れば毒婦 それでも隣を歩いてる
(宮古芳香)


あんたの水で今や泥の身 私の底へ沈み行け
(雲居一輪)
藤の一輪流れてしまえ この手は花茎を手折るから
(村紗水蜜)


さよならだけが人生ならば!
   人なぞやめて!
    神になれ!
(東風谷早苗)
都々逸は楽しいので無限に書ける気がします。
智弘
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コメント



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2.2890奇声を発する程度の能力削除
良いね
4.2890一本の蝋燭削除
夜の峠を過ぎて見つけた お顔真っ赤な神奈子様
6.2890シンフーとかいうそそわ作家の名前を借りよう削除
み、みやこみやこいつ!!