雨と埃だけ食って辛うじて生きる

四月馬鹿だからって嘘をつかなきゃいけないわけではない

2016/04/01 02:27:55
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「とゆーわけだよ」
「なにがだよ」

霊夢のところに行ったら魔理沙のところに盥回しにされたのでそのままの台詞をぶちまける。ドーモ、月島=サン。冴月麟=デス。
「私の自機化のお知らせを毎回4月1日になるたびにばら撒くのが面倒になったんだけど、何かほかにやれることって無いかな?」
「あー?天狗の新聞に身売りすればいいんじゃないのか?」
「天狗の新聞なんて何時だって愚者(フール)じゃない。四月馬鹿(エイプリルフール)だからこそ意味があるのよ」
「さよけ」
むむ、魔理沙は手元から目を放さない・・・覗けば、発条時計のようなものを組み立てている――あるいは分解している最中のようだ。
「なんか安っぽい装飾なのに中身はやけにごついんだね」
「見ての通り今日は忙しいんだ。妖怪時計が幻想入りしたから早苗の妖力スポイラーに対抗して妖力キャプチャーでも造ろうかと思ってな」
「ふーん・・・それじゃ、次は誰のところに盥回しにする?」
「吸血鬼が本格的な回鍋肉を食べたがってたぜ」


「大蒜の葉ー、大蒜の葉は要らんかねー」
「あら、丁度お嬢様が『買い物に行くのは5分待ってみなさい』と言ったところだったのよ」
「買い物籠片手に門番の真似事かな?と思ったよ」
そんなに完全でもない、勝者側のメイド。薄い本ではやけに巨乳に描かれる美乳でもある。ちなみに私は微乳。ぐぬぬ。
「それで、本格的な回鍋肉って・・・この館って人肉以外に生肉あったっけ?」
「美鈴が妖怪の山で豚を狩ってくる予定になっているわ。それで、この漫画だと・・・あとはチョコレート?」
「何で鉄鍋片手に漫画読んでるんですかねぇ?あとチャイニーズでそれは猪なんじゃ・・・」
<さくやさーん、椛さんが血抜き手伝ってくれましたよー
やけに主人公が悪役面だったりやけに胸が大きかったりする漫画を読み耽っているうちに美鈴さんが帰宅。片手には猪の血が詰まっているガラス瓶を、もう片手・・・肩に猪を背負っている。
「ああ、固まらないように、ね?おいしいのよね、猪血」
「お願いします、咲夜さん。あとさえちゃん、中国では豚も猪も『猪』ですよ。『豚』は日本語でだけ豚です」
「あー、レミっちが猪肉を食べたがってたのか」
「・・・お嬢様も中国語は苦手だったんじゃないかしら?こら、ここ」
「なになに、ほんばちゅうごくでは『ぶた』にくをかたまりでにてからうすぎりにしそりかえるまでやく、ぐざいははにんにくとぶたにくだけ・・・おぜう、漢字読めたっけ?」
「大蒜の葉ー、大蒜の葉は炒らんかねー」
「まぁ、豚肉も猪肉も変わらないでしょ。それより、この没キャラをどっかに捨てといて頂戴」
「らぁじゃ。それではどこにお送りしましょうか?」
「あの世とかどう?きっと涼しいわよ。没キャラなんて死んでるようなものだし」
「わかりましたー、ちょっと門空けますねー」
「生きてるよ!?モブキャラとしてきちんと風見フラワーショップの支店長として社会に貢献してるよ!?」


「みょんな話ですね。わざわざこのような場所に捨てられるなんて」
「ねー。直接ろこして送らないだけ有情なのかもねー。回鍋肉食べたかった」
「ところでことの発端は何だったのですか?場合によっては迷いを斬りますよ?」
「混迷しかない私を斬ってもはらわたをぶちまける結果にしかならないと思うよ?」
「じゃあ斬ります」
「斬るんかい。四月馬鹿企画がね、始まったの」
「ああ、いつものあれですか」
四月馬鹿。エイプリルフール。閻魔が唯一、許せる嘘と許せない嘘を区別する日。まぁ大概がギルティ判定受けて体感10tの懺悔棒でぺしぺしされるハメになるのだが。
「だからさー、例年通りなにかやんなきゃと思って。でもなー」
「?」
「なんかさー、妖夢と一緒にいるとのんびりしたまま1日が終わりそうだしさー、次に盥回しにする場所を選んでくれないかなー?」
「んー、選択肢はどれですか?」
「メタい話すると自機を順番に巡ってってるから――、花の異変はノーカンだと早苗かな?」
「それじゃ妖怪の山に飛ばしますねー。隙間の折り畳み傘、っと」
「待てお前何でそれ持ってr


uの!?って、ここ見るからに解体現場じゃーん」
「うわ、吃驚した。さっき捌いた猪が妖怪になったのかと思った」
「おや、もみっち。つまりは文花帖な訳だね?次の自機は。」
「は?」
「いや、なんでも。ところで文ちゃんは?血の臭いだらけとは言えど好きなら匂いで辿れるし嫌いなら臭いで解るでしょ?」
「ほら、そうやって二次イメージと一次イメージの中間を取ろうとするから微妙な発言になる。あの鴉天狗に対しては無関心が正解ですよ。上司の内情に深く入り込むとか嫌じゃないですか」
「あー、しかも部署違うんだっけ。椛さんは新聞を書いたりするのかな?」
「中には書く狼天狗もいるんですがね、私の手先はもっぱらペンよりも駒なので」
「レミリアんところにチェスボードあるけど?ハリポタ映画の残骸をパッチェさんが機能回復したでっかい奴」
「獲られる戦闘で勝ってしまいそうなのでお断り」
「チェヌになってしまうからね、しょうがないね」
「そんな訳で好きでも嫌いでもない文屋は守矢のところよ」
「流石最速、次の自機に押し付けるのも最速か・・・まだ今日逢ってすらいないんだけどなー」


「次が早苗ちゃんかと思った?残念!直接チルノさんに盥回しします!」
「文さんは既にいない、チルノは溶けてる・・・え、打ち切り?」
「いえいえ、この水に顔を映して御覧なさい」
「すると奇跡の力で貴女が犯した殺人の映像が永遠と繰り返されるまるでビデオテープのように」
「懐かしっ、いえビデオテープはリフレインする構造じゃないですよ。昔テープ引き出して遊んでましたもん」
「東風屋夫妻は愛娘の成長記録を無事復元できていたのだろうか」
「あ、両親じゃなくて御両神の方だったので倫理的な問題以外はありませんよ、親にも怒られませんでしたし」
「神が録画する番組ってなんなんだよそれ」
アニメですよ、と言いながらチルノ水を渡してくる早苗。さて、水盆にチルノが満ちてる今、本当に何が見えるのか。
「・・・なにもうつらないよ?」
「言わないと解らないじゃないですか」
「え、液体で言葉わかるの?」
「さっきからこの状態のチルノさんと会話してますよ?」
水盆に映る「あたいマジぱねぇ」の文字。ハイテクなペットだな。餌いらず、手間いらず、なお飼い主の親が下水道に流してしまう危険性あり。
「で?次は誰んとこいけと?」
文字曰く、『寒天買ってきて』とのこと。ゼリーチルノはぜひ見てみたい。オブラートの材料なんだし、正邪飛ばしてうどんちゃんのところでいいか。うん。


「オイ待て天邪鬼。そこはこっち先に来いよ。飛ばした結果ラスボスやオチ代わりに使われるのは嫌になってきたぞ?」
「よーっすお尋ね者アマノジャク。小兎姫さんからは逃げられそうかい?」
「いやおかしいって。こっちが【アンブラル】なのに向こうはさらっと【ゴヨウ】でぽんぽん高打点立てるしやっとダリベ出してもプリズナーからゴヨウされるしで」
「流石は不審者、デュエルは強い」
「不審者が警察って世も末だな」
「テロリストが何をおっしゃる」
「・・・それじゃ、今お前にテロってやろう」
「ほぉーーう?いいぜ、お前が私の攻撃を止められるって思ってんなら、まずはふざけたその空想をb」
「エイプリルフールだからってわざわざ嘘を吐いてやる必要がどこにある?」
「・・・せやな」


うどんちゃんの出番は「けーね」されました。
4月1日くらいは貴人聖者なのかもしれないと思ったそこの君!結局うどんげが出番ゼロという不憫な目にあってるからやっぱり鬼人正邪だぞ!!
冴月麟1000mg配合
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