きちんと前日に下見までして予定より一時間も早く出発しても、道半ばでパンクして落ち着け落ち着けと身体をまさぐったら財布がなくて、全力で自転車を引いて走ったら逆車線の遠くを友人達が気づかずそのまま走り去って、10kmマラソンレースを終えた頂上の大学で子細を話した教師一同が大笑いして、特別に遅刻の入室が認められて、さあ、時間もないからとばせる問題は飛ばして解ける問題だけ解いてと最後まで来たら回答欄が一個余っていて、回答をずらして書いたことにようやく気づいて消しゴムをかけだしたところではいっそこまでー。 でふてくされて一日二日と体育館の裏で寝ていた私が来ましたよ。フルマラソンを終えた脚の踵には五百円玉大の到底、豆とは言い難い血豆が出来てました。 みんな、こんな莫迦やっちゃ駄目ですよ。私の母校では未だに語り継がれているんだろうなぁ……。
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