5832からの続きをひっそりと。拝啓ゆゆ様いかがお過ごしでしょうか。私は概ね元気です。
バイトも無事にこなし、白米とタクアンのコラボレートを楽しんでいたら、ふと外にうずくまる小さな影を見つけました。
気になって外に出たら、野良巫女が体育座りをしていました。
物欲しそうな目でやたらと近づいてくるので大切なタクアンを一切れ与えてみました。
野良巫女は咀嚼をしながらも視線を外しません。なかなかできる奴なのかもしれないです。
ひとしきり見つめたあと、のそのそと草むらの中へと去っていきました。去り際に「アシタマタクル」と言いました。
新手の霊感商法か巫女巫女詐欺かもしれません。明日が来るのが怖いです。
また気が向いたらお手紙します かしこ
PS:タクアンを梅干に変えてもらう事は可能なのでしょうか。交渉してみようと思いますが、血の臭いを感じます。