魔理沙は破水の兆候がみられたので、産婦人科に行きました。
「ひっひ、ふーですよ。魔理沙さん頑張って!」
「ひ! ぃぐ、ひー! あー!」
直ぐに分娩室に運ばれてお産が始まりました。
新しい生命をこの世に生み出すため、一生懸命にいきみます。
初産ということもあり、なかなかの難産の予感がします。
医者や助産師さん達が励ましたり、応援したりしています。
しかしながら、激しい痛みでその声が届いていたのかいなかったのかかわかりません。
何かに掴まって、力んで息んで、涙なんかとっくに枯れ果ててしまいます。
10時間以上そんな事を繰り返しました。
痛みの声すら枯れこの世の絶望かと思われた時です。
急にスーッと、苦痛が和らいだのです。
「……オギャーオギャー」
「おめでとうございます。元気な子供ですよ」
長い長い苦痛の果てに、ついにその時が来たのです。
疲れ果てた筈なのに、新しい生命を見て多幸感に包まれます。
これからは、私がこの子を守って行く。
魔理沙はお母さんになりました。
「そうだ、お父さんもずっと近くで見守っていてくれたんですよ」
「頑張ったね魔理沙。元気な子供だ!」
魔理沙のお産が始まった事に気がついた霖之助は産婦人科に駆けつけました。
そして、看護師に男の人にはちょっとショッキングですよと看護師に止められましたが、僕もここで見守ってるとずっと分娩室の片隅で応援していました。
「な、何で? お前が?」
魔理沙の顔面は蒼白、結局疲れが一気に来たのでしょうか。
「何でってね。君のお産に立ち会いたかったんだ。おめでとう!」
「ひぃ、ヒィ」
「魔理沙どうしたんだい? もうその呼吸はしなくて良いんだよ」
霖之助はこの新しい生命の親ではありませんでした。
「ひっひ、ふーですよ。魔理沙さん頑張って!」
「ひ! ぃぐ、ひー! あー!」
直ぐに分娩室に運ばれてお産が始まりました。
新しい生命をこの世に生み出すため、一生懸命にいきみます。
初産ということもあり、なかなかの難産の予感がします。
医者や助産師さん達が励ましたり、応援したりしています。
しかしながら、激しい痛みでその声が届いていたのかいなかったのかかわかりません。
何かに掴まって、力んで息んで、涙なんかとっくに枯れ果ててしまいます。
10時間以上そんな事を繰り返しました。
痛みの声すら枯れこの世の絶望かと思われた時です。
急にスーッと、苦痛が和らいだのです。
「……オギャーオギャー」
「おめでとうございます。元気な子供ですよ」
長い長い苦痛の果てに、ついにその時が来たのです。
疲れ果てた筈なのに、新しい生命を見て多幸感に包まれます。
これからは、私がこの子を守って行く。
魔理沙はお母さんになりました。
「そうだ、お父さんもずっと近くで見守っていてくれたんですよ」
「頑張ったね魔理沙。元気な子供だ!」
魔理沙のお産が始まった事に気がついた霖之助は産婦人科に駆けつけました。
そして、看護師に男の人にはちょっとショッキングですよと看護師に止められましたが、僕もここで見守ってるとずっと分娩室の片隅で応援していました。
「な、何で? お前が?」
魔理沙の顔面は蒼白、結局疲れが一気に来たのでしょうか。
「何でってね。君のお産に立ち会いたかったんだ。おめでとう!」
「ひぃ、ヒィ」
「魔理沙どうしたんだい? もうその呼吸はしなくて良いんだよ」
霖之助はこの新しい生命の親ではありませんでした。