妖精要塞K(AD)「それでは、品川さん。今回の祭りはこれです」
品川「うえぇ? 炭酸萃香祭?」
妖精要塞K(AD)「萃香神輿を背負って目標地点まで一番乗りすれば勝ちです」
品川「萃香神輿って何?」
妖精要塞K「幻想郷にいる萃香っていう少女が神輿です」
品川「幻想郷って何? 何処にあんの?」
『品川が動揺していると、背後から隙間が開いて連れてかれちゃった。おっぱい大きな紫さんに連れられていっちゃった』
「ざんねんながらもう、逃げられませんよ品川さん。これで、あなたもオリキャラの仲間入りですよ」
「なんてこった!」
品川が隙間から排出されるとそこは幻想郷だった。素敵で、はっぴーな異次元世界である。
「品川さん、ここは幻想郷でも一番有名な博麗神社です。ここから、炭酸萃香祭は始まります」
「なんてこった。なんてこった」
すでに、この話には誰もついていけないような強い力が働いていて、作中にねじれが発生しているのである。多分あれだ、相対性理論ってやつだ。
そんな渦中の中心に持ってこられてしまった品川は、なんてこったとただ連呼するだけだった。
「そして、見てください。あれが萃香です」
「何?」
萃香『ちょ、こっちみんな』
「あれが萃香か」
そこには、霊夢に進められるがまま酒が旨い季節だからと、銘酒鬼ぶっ殺しを張り切って呑み、二日酔いになっている妖怪鬼少女の萃香がいた。
壁に身を預けながら嗚咽を漏らし、ちっちゃい分身を吐き出していた。(幻想郷の少女は汚いものは吐かないの)
「あの角は?」
妖精要塞K「鬼です。相手を威嚇するための角が生えていて当然です」
「そうか、鬼なのか」
品川はもう考えるのをやめていた。萃香以外にも、周辺に浮遊している人型をした何かが浮いていたりするのが見えていた。
「品川さん、アレを神輿の土台に乗せて祭をするんですよ」
無造作にそこには、重そうな木枠が放置されていた。
「どういうこと?」
「そこで、品川さん、ここで助っ人が居るんですよ」
マッチョな女性が現れた。頭には特徴的な角が生えている赤鬼姐さん。
その名も、勇儀である。今日は仮面もしていない、本物だ。
「品川、これを見るんだ」
『何する! 勇儀! はなせー!』
吐き出された萃香は何処かに行こうとして走り出している。これを素早く捕まえて神輿の土台にそえ萃香神輿にした。
豪華絢爛の神輿の完成である。
「うわー、重そう!」
その重量は、神輿によって個体差があるが、おおむね50200000mg程度である。
「これぐらい出来ないと勝てないぞ! タンサーン!」
マッチョな勇儀姐さんは片手で萃香神輿を担ぎ上げた。
「うわぁ! すごい」
品川は感激してマッチョなその腹筋に触れた。(上腕二頭筋まで手が届かない)普通にセクハラと取られても仕方ない状況。
「……たんさ・・ん」
「めっちゃ、固い! 強い」
しかし、品川はいわゆるイケメンだったから許されているのである。勇儀もまんざらではなさそうだ。……○ね!
「品川さん、この祭りはそういう気持ち的なスピリットがアゲアゲになったら。大きな声でタンサーンって叫ぶんですよ」
「ええっと? 勇儀姐さんの腹筋タンサーン!」
「そうですそんな感じです」
とにかく、タンサーンと喚きちらし突撃すればいい。
「私の腹筋がタンサーンか。その・・なんて言っていいのか。タンサーン!」
そして、どうにも勇儀姐さんは品川に惚れたらしい。
「それで、いつからこの祭は始まるんだ?」
妖精要塞K「え? もう始まってますよ」
「まじか、何も準備できてないのに」
「大丈夫、品川は私が守るタンサーン!」
神社の賽銭箱に参加料50銭を払い遥かなる栄光のゴール地点を目指し出撃したのだった。
勇儀「タンサーン!」
萃香『ヤメロー! タンサーンヤメロー!』
品川「タンサーン」
神輿は栄光のゴール地点に向かい豪華絢爛に進んでいった。
ここでライバルの紹介だ。品川はこのサクヒンでその情報は与えられなかったが、紹介する価値はあると判断した結果である。
前回大会では惜しくも準優勝、魔理沙とパチュリー、ペア!⇒強い
神輿を担ぐ人数は最大勢力を誇る南蜀軍団!⇒ここで、総大将の関羽からの言葉です。『物部! 覚悟はいいか! 首を洗って待ってろよ!』⇒前回大会で物部に火計を食らって負けました。
そして、優勝候補の霊夢とおばさんチーム。ここまで7連覇を遂げている⇒最強なのだ。
勇儀「タンサーン!」
萃香『ヤメロー! タンサーンヤメロー!』
品川「タンサーン」
そんなこんなで祭の最大難所地点、通称死の谷に品川達は通りかかった。
勇儀「……伏兵の気配がある。品川、萃香は神輿で大丈夫だがお前は生身だ気を付けろ! タンさーん!」
萃香『意味わかんない。 死の谷? 伏兵?』
品川「勇儀姐さん格好ええ! タンサーン!」
「タンサーン!」
『ヤメロー! タンサーンヤメロー!』
「タンサーン」
妖精要塞K「伏兵です! 品川さん」
死の谷を進んでいると、妖精要塞Kはレーダーに伏兵があることを確認し報告した。だが遅かった。
阿求将軍率いる500の南幻想郷の里の弓兵が谷の上から一斉に現れ、アローを射かけた。(祭なのでアローには鏃では無く何か殺傷能力は無さそうな小粋なものがついている)
「あかん、これだめだ!」
品川は太腿にアローを受けて負傷!もはや、歩くことすらままならない状態である。
もはや、勇儀姐さんにたよるしかない品川。
「よくも! 品川を! タンサーン! タンサーン!」
勇儀は萃香神輿と品川をそこにのこして、弓を放った弓兵を全て血祭りに上げた。
勇儀は一騎当千なので、半分ダメージを受けたがその威風はいまだ衰えることなく神輿を担ぎ残り再び進み始めた。
勇儀「タンサーン!」
萃香『ヤメロー! タンサーンヤメロー!』
品川「タンサーン」
結局、萃香神輿を勇儀一人でもって運び、品川は負傷したため妖精要塞Kに肩を借りて神輿は担がず声だけ出して後からついて行くのが精一杯な状況だった。
それでも、勇儀姐さんはすごいから途中出てくる有象無象のライバルを倒し進んでいった。
「おばさん、敵が出たわ。タンサーン!」
「勇儀! 炭酸萃香祭で私とおばさんに勝てると思うの? 降伏して、その角を折って差し出せば許してあげるわ」
勇儀「霊夢! 来たりて取れ! タンサーン!」
しかし、ゴール地点付近に、優勝候補の霊夢とおばさんチーム訳して霊叔母と遭遇してしまったのであった。
「ここで、降伏していれば私たちが優勝したあかつきには、歴史書に名前くらいは残してもよかったのに。タンサーン!」
「霊夢や、予定通りあれを使うよ。悪霊退散!」
霊夢とおばさんは、祝詞をうたい、有頂天から衣玖さんを召還!
衣玖さんの激しい雷が、世界を滅ぼそうとする。
「いけない、あの二人は幻想郷を滅亡させようとしてる気がする。品川すまない! 優勝はどうやら無理みたいだ。 タンサーン!!」
激しい雷が幻想郷を滅ぼそうとしていると視覚的に判断した勇儀姐さんは衣玖さんに突撃した。
焦っていたのか、萃香神輿を担いだままだった。そして発動した雷が勇儀姐さんに直撃……
勇儀姐さんの角が避雷針になって、幻想郷は救われた。しかし、その代償は大きかった。
萃香『バカヤロー! 何をしてくれるんだ!』
そう、萃香の角は2本、勇儀の2倍萃香も雷を受けていた。
萃香は黒こげになって、元居たあの場所へ帰ってしまった。
この時点で、品川と勇儀ペアの負が確定してしまったのである。そして、しばらくしてゴール地点から大きな歓声が上がる。
祭りの終わりであった。
「負けてもうた。炭酸すいか~」
「来年もまた挑戦だ! 品川! タンサーン!」
残念、品川は負けてしまった。
だが、どこかすがすがしい気分だった。品川と勇儀は握手を交わして来年こその勝利を誓ったのだった。
品川「うえぇ? 炭酸萃香祭?」
妖精要塞K(AD)「萃香神輿を背負って目標地点まで一番乗りすれば勝ちです」
品川「萃香神輿って何?」
妖精要塞K「幻想郷にいる萃香っていう少女が神輿です」
品川「幻想郷って何? 何処にあんの?」
『品川が動揺していると、背後から隙間が開いて連れてかれちゃった。おっぱい大きな紫さんに連れられていっちゃった』
「ざんねんながらもう、逃げられませんよ品川さん。これで、あなたもオリキャラの仲間入りですよ」
「なんてこった!」
品川が隙間から排出されるとそこは幻想郷だった。素敵で、はっぴーな異次元世界である。
「品川さん、ここは幻想郷でも一番有名な博麗神社です。ここから、炭酸萃香祭は始まります」
「なんてこった。なんてこった」
すでに、この話には誰もついていけないような強い力が働いていて、作中にねじれが発生しているのである。多分あれだ、相対性理論ってやつだ。
そんな渦中の中心に持ってこられてしまった品川は、なんてこったとただ連呼するだけだった。
「そして、見てください。あれが萃香です」
「何?」
萃香『ちょ、こっちみんな』
「あれが萃香か」
そこには、霊夢に進められるがまま酒が旨い季節だからと、銘酒鬼ぶっ殺しを張り切って呑み、二日酔いになっている妖怪鬼少女の萃香がいた。
壁に身を預けながら嗚咽を漏らし、ちっちゃい分身を吐き出していた。(幻想郷の少女は汚いものは吐かないの)
「あの角は?」
妖精要塞K「鬼です。相手を威嚇するための角が生えていて当然です」
「そうか、鬼なのか」
品川はもう考えるのをやめていた。萃香以外にも、周辺に浮遊している人型をした何かが浮いていたりするのが見えていた。
「品川さん、アレを神輿の土台に乗せて祭をするんですよ」
無造作にそこには、重そうな木枠が放置されていた。
「どういうこと?」
「そこで、品川さん、ここで助っ人が居るんですよ」
マッチョな女性が現れた。頭には特徴的な角が生えている赤鬼姐さん。
その名も、勇儀である。今日は仮面もしていない、本物だ。
「品川、これを見るんだ」
『何する! 勇儀! はなせー!』
吐き出された萃香は何処かに行こうとして走り出している。これを素早く捕まえて神輿の土台にそえ萃香神輿にした。
豪華絢爛の神輿の完成である。
「うわー、重そう!」
その重量は、神輿によって個体差があるが、おおむね50200000mg程度である。
「これぐらい出来ないと勝てないぞ! タンサーン!」
マッチョな勇儀姐さんは片手で萃香神輿を担ぎ上げた。
「うわぁ! すごい」
品川は感激してマッチョなその腹筋に触れた。(上腕二頭筋まで手が届かない)普通にセクハラと取られても仕方ない状況。
「……たんさ・・ん」
「めっちゃ、固い! 強い」
しかし、品川はいわゆるイケメンだったから許されているのである。勇儀もまんざらではなさそうだ。……○ね!
「品川さん、この祭りはそういう気持ち的なスピリットがアゲアゲになったら。大きな声でタンサーンって叫ぶんですよ」
「ええっと? 勇儀姐さんの腹筋タンサーン!」
「そうですそんな感じです」
とにかく、タンサーンと喚きちらし突撃すればいい。
「私の腹筋がタンサーンか。その・・なんて言っていいのか。タンサーン!」
そして、どうにも勇儀姐さんは品川に惚れたらしい。
「それで、いつからこの祭は始まるんだ?」
妖精要塞K「え? もう始まってますよ」
「まじか、何も準備できてないのに」
「大丈夫、品川は私が守るタンサーン!」
神社の賽銭箱に参加料50銭を払い遥かなる栄光のゴール地点を目指し出撃したのだった。
勇儀「タンサーン!」
萃香『ヤメロー! タンサーンヤメロー!』
品川「タンサーン」
神輿は栄光のゴール地点に向かい豪華絢爛に進んでいった。
ここでライバルの紹介だ。品川はこのサクヒンでその情報は与えられなかったが、紹介する価値はあると判断した結果である。
前回大会では惜しくも準優勝、魔理沙とパチュリー、ペア!⇒強い
神輿を担ぐ人数は最大勢力を誇る南蜀軍団!⇒ここで、総大将の関羽からの言葉です。『物部! 覚悟はいいか! 首を洗って待ってろよ!』⇒前回大会で物部に火計を食らって負けました。
そして、優勝候補の霊夢とおばさんチーム。ここまで7連覇を遂げている⇒最強なのだ。
勇儀「タンサーン!」
萃香『ヤメロー! タンサーンヤメロー!』
品川「タンサーン」
そんなこんなで祭の最大難所地点、通称死の谷に品川達は通りかかった。
勇儀「……伏兵の気配がある。品川、萃香は神輿で大丈夫だがお前は生身だ気を付けろ! タンさーん!」
萃香『意味わかんない。 死の谷? 伏兵?』
品川「勇儀姐さん格好ええ! タンサーン!」
「タンサーン!」
『ヤメロー! タンサーンヤメロー!』
「タンサーン」
妖精要塞K「伏兵です! 品川さん」
死の谷を進んでいると、妖精要塞Kはレーダーに伏兵があることを確認し報告した。だが遅かった。
阿求将軍率いる500の南幻想郷の里の弓兵が谷の上から一斉に現れ、アローを射かけた。(祭なのでアローには鏃では無く何か殺傷能力は無さそうな小粋なものがついている)
「あかん、これだめだ!」
品川は太腿にアローを受けて負傷!もはや、歩くことすらままならない状態である。
もはや、勇儀姐さんにたよるしかない品川。
「よくも! 品川を! タンサーン! タンサーン!」
勇儀は萃香神輿と品川をそこにのこして、弓を放った弓兵を全て血祭りに上げた。
勇儀は一騎当千なので、半分ダメージを受けたがその威風はいまだ衰えることなく神輿を担ぎ残り再び進み始めた。
勇儀「タンサーン!」
萃香『ヤメロー! タンサーンヤメロー!』
品川「タンサーン」
結局、萃香神輿を勇儀一人でもって運び、品川は負傷したため妖精要塞Kに肩を借りて神輿は担がず声だけ出して後からついて行くのが精一杯な状況だった。
それでも、勇儀姐さんはすごいから途中出てくる有象無象のライバルを倒し進んでいった。
「おばさん、敵が出たわ。タンサーン!」
「勇儀! 炭酸萃香祭で私とおばさんに勝てると思うの? 降伏して、その角を折って差し出せば許してあげるわ」
勇儀「霊夢! 来たりて取れ! タンサーン!」
しかし、ゴール地点付近に、優勝候補の霊夢とおばさんチーム訳して霊叔母と遭遇してしまったのであった。
「ここで、降伏していれば私たちが優勝したあかつきには、歴史書に名前くらいは残してもよかったのに。タンサーン!」
「霊夢や、予定通りあれを使うよ。悪霊退散!」
霊夢とおばさんは、祝詞をうたい、有頂天から衣玖さんを召還!
衣玖さんの激しい雷が、世界を滅ぼそうとする。
「いけない、あの二人は幻想郷を滅亡させようとしてる気がする。品川すまない! 優勝はどうやら無理みたいだ。 タンサーン!!」
激しい雷が幻想郷を滅ぼそうとしていると視覚的に判断した勇儀姐さんは衣玖さんに突撃した。
焦っていたのか、萃香神輿を担いだままだった。そして発動した雷が勇儀姐さんに直撃……
勇儀姐さんの角が避雷針になって、幻想郷は救われた。しかし、その代償は大きかった。
萃香『バカヤロー! 何をしてくれるんだ!』
そう、萃香の角は2本、勇儀の2倍萃香も雷を受けていた。
萃香は黒こげになって、元居たあの場所へ帰ってしまった。
この時点で、品川と勇儀ペアの負が確定してしまったのである。そして、しばらくしてゴール地点から大きな歓声が上がる。
祭りの終わりであった。
「負けてもうた。炭酸すいか~」
「来年もまた挑戦だ! 品川! タンサーン!」
残念、品川は負けてしまった。
だが、どこかすがすがしい気分だった。品川と勇儀は握手を交わして来年こその勝利を誓ったのだった。
村雨くんは○ね