「あつい。あついわ。夏はあついわ」
「汗が止まりませんね。フラン様のいる地下室に遊びに行きませんか? 地下室は一年中快適ですよ」
「咲夜、それよりもっと早く団扇動かしてくれない?」
「これ、結構疲れます」
「疲れるのは分かるけど、このままでは溶けてしまうかもしれないわ」
「大丈夫ですよ。私が生きているうちはレミリアお嬢様は溶けませから」
「咲夜が居るとか居ないとかそういう問題じゃ無いのだけれども。あなたのその気持ちありがたく受け取っておくわ」
「ありがとうございます。うれしいです」
「なんか、咲夜に誘導された気がするわ」
「そんなこと無いですよ」
「まあ、いいわ。それより、疲れるのは分かったけど、あついから団扇もっと早くうごかして?」
「待ってください、これが全力ですよ。弱、中、強で表現しきれないくらい全力ですよ」
「う~、じゃあ何か怖い話でもして、背筋がぞくってなるようにして」
「怖い話ですか?」
「そうよ。怖い話してくれない?」
「えっと、じゃあ、この間図書館で」
「それ、結局オチがパチェのことか小悪魔のことになるんでしょ?」
「まだ、図書館としか言っていないのですがよくわかりましたね」
「貴女の行動範囲考えるとね。大体予想できたわ」
「でも、それじゃあ私の話ではぞくっとならないのでは?」
「う~ん、そうね。言われてみればそうよね」
「アイスティーとか飲みますか?」
「それは、駄目。アイスティーは紅茶のなかではミルクティーに続いて外道のような気がするの」
「外道ですか?」
「そうよ。外道な吸血鬼の私が言うのだもの。外道に決まっているわ」
「吸血鬼って便利でいいですね」
「そうよ、この間も人力車に乗ったら半額でいいって言われたのよ。吸血鬼の外道さ威厳に恐れをなしたのよ」
「それって、子ど」
「吸血鬼だから、半額だったのよね?」
「……そうですね。ところで、人力車っていつの間に乗ったのですか?」
「ふふふ、あついしちょっと意地悪したい気分だし自分で考えなさい」
「暇な時ですか?」
「それは、そうだけど。なんで、そんなに簡単に答えちゃうの? 面白くないわ」
「多分、私もあつさにやられているのです」
「そう。あつさにやられてるのね」
「……あついことも意外と便利ですね」
「ん? 何か言った?」
「いえ、何でもありませんあついですね」
「そうね。早く涼しくならないかしら」
「……やっぱり、あついって便利です」
「汗が止まりませんね。フラン様のいる地下室に遊びに行きませんか? 地下室は一年中快適ですよ」
「咲夜、それよりもっと早く団扇動かしてくれない?」
「これ、結構疲れます」
「疲れるのは分かるけど、このままでは溶けてしまうかもしれないわ」
「大丈夫ですよ。私が生きているうちはレミリアお嬢様は溶けませから」
「咲夜が居るとか居ないとかそういう問題じゃ無いのだけれども。あなたのその気持ちありがたく受け取っておくわ」
「ありがとうございます。うれしいです」
「なんか、咲夜に誘導された気がするわ」
「そんなこと無いですよ」
「まあ、いいわ。それより、疲れるのは分かったけど、あついから団扇もっと早くうごかして?」
「待ってください、これが全力ですよ。弱、中、強で表現しきれないくらい全力ですよ」
「う~、じゃあ何か怖い話でもして、背筋がぞくってなるようにして」
「怖い話ですか?」
「そうよ。怖い話してくれない?」
「えっと、じゃあ、この間図書館で」
「それ、結局オチがパチェのことか小悪魔のことになるんでしょ?」
「まだ、図書館としか言っていないのですがよくわかりましたね」
「貴女の行動範囲考えるとね。大体予想できたわ」
「でも、それじゃあ私の話ではぞくっとならないのでは?」
「う~ん、そうね。言われてみればそうよね」
「アイスティーとか飲みますか?」
「それは、駄目。アイスティーは紅茶のなかではミルクティーに続いて外道のような気がするの」
「外道ですか?」
「そうよ。外道な吸血鬼の私が言うのだもの。外道に決まっているわ」
「吸血鬼って便利でいいですね」
「そうよ、この間も人力車に乗ったら半額でいいって言われたのよ。吸血鬼の外道さ威厳に恐れをなしたのよ」
「それって、子ど」
「吸血鬼だから、半額だったのよね?」
「……そうですね。ところで、人力車っていつの間に乗ったのですか?」
「ふふふ、あついしちょっと意地悪したい気分だし自分で考えなさい」
「暇な時ですか?」
「それは、そうだけど。なんで、そんなに簡単に答えちゃうの? 面白くないわ」
「多分、私もあつさにやられているのです」
「そう。あつさにやられてるのね」
「……あついことも意外と便利ですね」
「ん? 何か言った?」
「いえ、何でもありませんあついですね」
「そうね。早く涼しくならないかしら」
「……やっぱり、あついって便利です」
雰囲気も良く面白かったです
こういうお茶目なレミリアは好きです。
ただ、最初の「まあ、いいわ。それより~」以前は、必要だったのでしょうか。一旦場面を切って、わざわざ空白を残す必要はなかったんじゃないかな、と思いました。
この作品において、一番いいところは、流れだと思いますから。
本当にこういう会話をしてるみたいで夏らしいと思います。
ほかにも会話文という作品はたくさんあるのにあなたの作品は何かが違う。