だまされたよ。
やられたよ。
みんなひどいんだよ。
今日は嘘をついても。
いい日なんだってさ。
でもさ。
わたし、引きこもりじゃない?
だから。
そんなの知らなかったのさ。
そんな知らないわたしは。
もう、みんなにだまされ尽くしたのであった。
言うなれば。
わたしはだまされる側の吸血鬼だった。
だが。
これからは。
わたしは。
だます側の吸血鬼になる。
とかとか。
考えてみたわけで。
ね。
お姉さまをだまそうと思うの。
ね。
どんな嘘をつこうかなあ。
とかね。
考えてみたりしてみたり。
ね。
してみたりだよ。
うふふ。
おほほ。
で。
案。
『おねえさま、館が火事だよ』
『それは大変ね、消火活動に向かわなければ』
『そんな、危ないわ。おねえさま』
『……フランドール、私はね。この館の消防隊員なんだ』
『えーっ!』
『嘘よ』
『だまされた』
ん?
あれれ。
おかしい。
だます筈がだまされてる。
むむむ。
流石はおねえさまと言った所かしら。
私の妄想にまで侵食してきて。
運命をあやつったのね。
流石じゃ、おねえさま。
大好き。
『おねえさま、だいっきらい』
『私は、それでも好きだよ』
『でも、私はきらいなんだからー』
『うん、フランドールは私を嫌っていても良い。けれど私は愛してるから』
『うー、おねえさま。だいすきー』
『私もよ、フランドール』
いいね。
うん。
いいね。
おねえさま、いいね。
好きだ。
『おねえさま、だいすきー』
『私はね、フランドール』
『なあに?』
『私はね、フランドール。貴女を愛しています』
『わたしも、おねえさまを愛しています』
『結婚、する?』
『するー』
きたこれ。
これきた。
結婚する。
結婚しよう。
おねえさまと結婚しよう。
そうしよう。
今すぐしよう。
おねえさま、今いくわ。
『おねえさま、結婚してください』
『くすくす、なあにフランドール。四月バカはもう終わりよ』
『違うの。本当なの』
『はいはい、ふふふ。そうね、まだ少し時間はあるものね』
『じゃあ、結婚しよう。おねえさま』
『いいわよ。結婚しましょう』
『結婚した。今わたしおねえさまと結婚した。結婚した。やばい。今私幸せの絶頂に、頂きに登りつめたわたし。結婚。生涯伴侶。離婚とか。離婚とか、ない。結婚。結ばれる婚。婚を結んで開いて。結婚した。わたし、おねえさま、けっこん。した。どうする。どうするの。どうしたらいいの。結婚。結婚か。いいね。どう。ねえ。わたしって本当に、結婚した。おねえさま×わたし。わたしってフランドールね。重要。おねええさま。おねねさま。いや、レミリア。だめ。だめえ。レミリアとか、そんなの呼べない、むり。れ、みり、あ。レミリア!! yobeta。呼べる。今からわたしはレミリアと呼ぶよ。おねえさまとかおねえさまじゃない。レミリアだよ。レミリアさん。ん。アナタとかも、いい。お帰りなさい、ア・ナ・タ、はあと。はあとだよ。会話の節目にはあとマークだよ。ラヴ。ラブじゃねえ。ラヴだよ。いうなればラヴラヴ。愛してる。レミリア、わたしは、あなたを、愛しています。告白だね。衝撃の告白だね。もちろん、レミリアは、わたしを? どうなんだろう。どうだろう。愛してると言って欲しい。欲しい。おねえさま、欲しいの。愛してるが欲しいの。フランにちょうだい。フランって。自分のことをフランって、ないわ。わたし、ないわ。フランって。フランってないわ。わたし、フランドール、おねえさまの横に生涯いるの。ってね。ってね。やばいわ。わたし、もしかしてこのまましんじゃうんじゃないかしら。どうかしら。どうなのかしら。幸せの、絶頂感じ、息絶える。フランドール心のHike。季語ないけど、ないけども。違うよ、レミリアは季語だよ、わたしのなかでレミリアは季語だよ。季節の言葉で季語だよ。四季おりおりの式をあげますってね、ね、レミリア、ねえレミリアわたしたち、子供もほしいね。ほしいね。なんにん―――』
ゴーン。
ゴーン。
鐘の音。
……。
うん。
寝よ。
やられたよ。
みんなひどいんだよ。
今日は嘘をついても。
いい日なんだってさ。
でもさ。
わたし、引きこもりじゃない?
だから。
そんなの知らなかったのさ。
そんな知らないわたしは。
もう、みんなにだまされ尽くしたのであった。
言うなれば。
わたしはだまされる側の吸血鬼だった。
だが。
これからは。
わたしは。
だます側の吸血鬼になる。
とかとか。
考えてみたわけで。
ね。
お姉さまをだまそうと思うの。
ね。
どんな嘘をつこうかなあ。
とかね。
考えてみたりしてみたり。
ね。
してみたりだよ。
うふふ。
おほほ。
で。
案。
『おねえさま、館が火事だよ』
『それは大変ね、消火活動に向かわなければ』
『そんな、危ないわ。おねえさま』
『……フランドール、私はね。この館の消防隊員なんだ』
『えーっ!』
『嘘よ』
『だまされた』
ん?
あれれ。
おかしい。
だます筈がだまされてる。
むむむ。
流石はおねえさまと言った所かしら。
私の妄想にまで侵食してきて。
運命をあやつったのね。
流石じゃ、おねえさま。
大好き。
『おねえさま、だいっきらい』
『私は、それでも好きだよ』
『でも、私はきらいなんだからー』
『うん、フランドールは私を嫌っていても良い。けれど私は愛してるから』
『うー、おねえさま。だいすきー』
『私もよ、フランドール』
いいね。
うん。
いいね。
おねえさま、いいね。
好きだ。
『おねえさま、だいすきー』
『私はね、フランドール』
『なあに?』
『私はね、フランドール。貴女を愛しています』
『わたしも、おねえさまを愛しています』
『結婚、する?』
『するー』
きたこれ。
これきた。
結婚する。
結婚しよう。
おねえさまと結婚しよう。
そうしよう。
今すぐしよう。
おねえさま、今いくわ。
『おねえさま、結婚してください』
『くすくす、なあにフランドール。四月バカはもう終わりよ』
『違うの。本当なの』
『はいはい、ふふふ。そうね、まだ少し時間はあるものね』
『じゃあ、結婚しよう。おねえさま』
『いいわよ。結婚しましょう』
『結婚した。今わたしおねえさまと結婚した。結婚した。やばい。今私幸せの絶頂に、頂きに登りつめたわたし。結婚。生涯伴侶。離婚とか。離婚とか、ない。結婚。結ばれる婚。婚を結んで開いて。結婚した。わたし、おねえさま、けっこん。した。どうする。どうするの。どうしたらいいの。結婚。結婚か。いいね。どう。ねえ。わたしって本当に、結婚した。おねえさま×わたし。わたしってフランドールね。重要。おねええさま。おねねさま。いや、レミリア。だめ。だめえ。レミリアとか、そんなの呼べない、むり。れ、みり、あ。レミリア!! yobeta。呼べる。今からわたしはレミリアと呼ぶよ。おねえさまとかおねえさまじゃない。レミリアだよ。レミリアさん。ん。アナタとかも、いい。お帰りなさい、ア・ナ・タ、はあと。はあとだよ。会話の節目にはあとマークだよ。ラヴ。ラブじゃねえ。ラヴだよ。いうなればラヴラヴ。愛してる。レミリア、わたしは、あなたを、愛しています。告白だね。衝撃の告白だね。もちろん、レミリアは、わたしを? どうなんだろう。どうだろう。愛してると言って欲しい。欲しい。おねえさま、欲しいの。愛してるが欲しいの。フランにちょうだい。フランって。自分のことをフランって、ないわ。わたし、ないわ。フランって。フランってないわ。わたし、フランドール、おねえさまの横に生涯いるの。ってね。ってね。やばいわ。わたし、もしかしてこのまましんじゃうんじゃないかしら。どうかしら。どうなのかしら。幸せの、絶頂感じ、息絶える。フランドール心のHike。季語ないけど、ないけども。違うよ、レミリアは季語だよ、わたしのなかでレミリアは季語だよ。季節の言葉で季語だよ。四季おりおりの式をあげますってね、ね、レミリア、ねえレミリアわたしたち、子供もほしいね。ほしいね。なんにん―――』
ゴーン。
ゴーン。
鐘の音。
……。
うん。
寝よ。
妄想がはかどってもね。
仕方ない。
ここで負けた
氏のフランちゃんにはあるまじき発言。
余程興奮したと思われるッ。