20XX年 ―春―
―酉京都のどっかにある、小さなアパートで、二人の学生が暮らしておりました。春の朝焼けに照らされたベッドの中がもそもそと動くと、春の新芽の芽生えのように二つの頭が飛び出してきます。
「春だなぁ。キノコ狩りの季節になってきたぜぇー」
一人は、大学で菌類の研究をしている霧雨魔理沙。彼女は自分の胸元でもぞもぞとしているもう一人の同居人のためにシーツをどけてあげました。
「キノコばっかりじゃないの。たまには別のとこ行きましょうよー」
もう一人は、大学で服飾の勉強をしているアリス=マーガトロイド。彼女が頭を出した時、自分のあられも無い姿を見て赤面し、もう一度シーツの中に逆戻り。
肌が擦れあって、春のぽかぽか陽気で温められるそのムードを満喫した二人はやがて顔を合わせて笑いあいます。
そう、この二人は長年来の親友…いや、もっともっと親密な関係で、大学に進学する時に家賃の節約と言う名目の元ルームシェアリングをしているのです。
6畳1間のワンルーム、ベッドは一つ。ちょっと部屋は狭いけれど、心は満たされた楽しい暮らしを二人でしておりました。
これから語られるお話はそんな二人の、日常なのです…
「・・・アリス、お前、何書いてんだ?」
「いやぁ、魔理沙とこんな暮らししてみたいなぁ、だなんて・・・」
「…私でよければ、いつでも…付き合ってあげるわよ?」
「魔理沙!?今なんて?」
「な、何度も言わせるなっ!恥ずかしいだろ!じゃ、じゃあまずはこの冒頭部分から再現してやるんだぜ!行くぞー」
「ちょっと待って、まり・・・ああっ・・・やんっ・・・」
―酉京都のどっかにある、小さなアパートで、二人の学生が暮らしておりました。春の朝焼けに照らされたベッドの中がもそもそと動くと、春の新芽の芽生えのように二つの頭が飛び出してきます。
「春だなぁ。キノコ狩りの季節になってきたぜぇー」
一人は、大学で菌類の研究をしている霧雨魔理沙。彼女は自分の胸元でもぞもぞとしているもう一人の同居人のためにシーツをどけてあげました。
「キノコばっかりじゃないの。たまには別のとこ行きましょうよー」
もう一人は、大学で服飾の勉強をしているアリス=マーガトロイド。彼女が頭を出した時、自分のあられも無い姿を見て赤面し、もう一度シーツの中に逆戻り。
肌が擦れあって、春のぽかぽか陽気で温められるそのムードを満喫した二人はやがて顔を合わせて笑いあいます。
そう、この二人は長年来の親友…いや、もっともっと親密な関係で、大学に進学する時に家賃の節約と言う名目の元ルームシェアリングをしているのです。
6畳1間のワンルーム、ベッドは一つ。ちょっと部屋は狭いけれど、心は満たされた楽しい暮らしを二人でしておりました。
これから語られるお話はそんな二人の、日常なのです…
「・・・アリス、お前、何書いてんだ?」
「いやぁ、魔理沙とこんな暮らししてみたいなぁ、だなんて・・・」
「…私でよければ、いつでも…付き合ってあげるわよ?」
「魔理沙!?今なんて?」
「な、何度も言わせるなっ!恥ずかしいだろ!じゃ、じゃあまずはこの冒頭部分から再現してやるんだぜ!行くぞー」
「ちょっと待って、まり・・・ああっ・・・やんっ・・・」
実にけしからん。